東洋医学でみる「脾(ひ)」とは?体を支える消化とエネルギーの要

東洋医学について

「脾」という言葉を聞いたことはありますか?
東洋医学では「五臓六腑」の一つとして大切な役割を持ち、食べたものをエネルギーに変えて全身へ届けると考えられています。

ここでは、脾の働きや弱ったときのサイン、日常でできるセルフケアについて分かりやすくまとめました。


脾とは?(東洋医学の基本)

  • 食べ物や飲み物を消化・吸収する
  • 栄養をエネルギー(気)や血に変える
  • 全身に気血を届ける

五行説では「土(つち)」の性質を持ち、体全体のバランスを整える存在とされています。


脾が弱ったときに出やすいサイン

東洋医学的な見方では、脾がうまく働かないと次のようなサインが表れることがあります。

  • 食欲が出にくい、食後に強い眠気がある
  • 朝起きても疲れが残っている
  • 下痢や軟便が多い
  • 舌に歯型がついている
  • 甘いもの・冷たい飲み物が欲しくなる
  • むくみやすい

※これらはあくまで伝統的な見方であり、病気を診断するものではありません。体調に不安がある場合は、専門機関への相談が安心です。


脾を守る生活習慣7選

日常のちょっとした工夫が、脾をいたわるセルフケアになります。

  1. 冷たい食べ物や飲み物を控える
    常温や温かいものを選びましょう。
  2. 腹八分目を心がける
    消化の負担を減らすことがポイントです。
  3. 規則正しい睡眠リズム
    睡眠不足は消化力を弱めやすいとされます。
  4. 軽い運動を続ける
    散歩やストレッチで気血の巡りをサポート。
  5. 甘いものは控えめに
    少量なら補う作用、過剰なら負担になるとされます。
  6. よく噛んで食べる
    消化を助け、脾の働きを軽くします。
  7. 心配ごとを溜め込まない
    東洋医学では「思いすぎ」が脾を弱めるとされます。

脾を元気にする食べ物

「黄色い食材」や「自然な甘味を持つ食材」が脾を補うと考えられています。

  • 穀類:米、もち米
  • 芋類:さつまいも、山芋
  • 豆類:小豆、ひよこ豆
  • 野菜:かぼちゃ、人参
  • 果物:栗、なつめ

日常に取り入れやすい食材ばかりなので、献立に加えてみると良いですね。


セルフケアに役立つツボ

軽く押したり温めたりすることで、リラックス習慣として取り入れられます。

  • 足三里(あしさんり):胃腸をサポートする代表的なツボ
  • 三陰交(さんいんこう):血流や冷え対策に
  • 陰陵泉(いんりょうせん):水分バランスを整える

まとめ:脾は体のエネルギー工場

東洋医学での脾は、食べ物からエネルギーを生み出し全身へ届ける「工場」のような存在です。

  • 冷たいものを控える
  • 腹八分目を意識する
  • よく噛んで食べる

といった小さな工夫で、体を内側から支えることにつながります。

毎日の食事や生活習慣を見直して、脾をやさしく整えていきましょう。


東洋医学をもっと身近に

「脾」のお話は東洋医学のほんの一部。
実際に生活に合わせたケアや、体質にあったアプローチを取り入れることで、もっと体がラクになる方も多いんです。

当院 「鍼灸マッサージ処 いずみ屋」(習志野市・京成大久保) では、

  • 鍼灸・マッサージ
  • 保険適用の訪問施術
  • 自律神経や慢性的な疲れに特化したケア

などを通じて、皆さまの健康をサポートしています。

👉 「ちょっと体調を整えたい」「鍼灸を試してみたい」という方は、気軽にご相談ください。
地域の皆さまが 元気に毎日を過ごせるお手伝い をしています😊

📞 ご予約・お問い合わせはお気軽にどうぞ!

ホームページページはこちらから→鍼灸マッサージ処いずみ屋

コメント

タイトルとURLをコピーしました