〜東洋医学と西洋医学の両面から考える〜
はじめに
「肩が上がらない」「夜にズキズキ痛む」「少し動かすだけでも痛い」
そんな症状に悩む方が増えています。
いわゆる「五十肩(ごじゅうかた)」は、正式には肩関節周囲炎と呼ばれる状態で、
40〜60代の方に多く見られる症状です。
この記事では、西洋医学と東洋医学の両方の視点から、
五十肩の原因とケア方法をわかりやすく解説します。
💡 西洋医学でみる五十肩の原因
西洋医学では、五十肩は肩関節周囲の炎症や癒着が原因とされています。
肩関節はとても複雑な構造で、筋肉・腱・関節包など多くの組織が関係しています。
年齢や使いすぎなどによって、これらの組織に炎症や硬直が起こると、
痛みや可動域の制限(腕が上がらない・後ろに回せない)が現れます。
🔍 主な原因ときっかけ
- 加齢による組織の変性(硬くなる・血流低下)
- 長時間の同じ姿勢(デスクワーク・スマホ操作)
- 肩まわりの筋肉の使いすぎ、または使わなすぎ
- 外傷後の炎症や拘縮
初期は痛みが強く、次第に肩が動かしにくくなり、
やがて徐々に回復していくという**「発症 → 拘縮 → 回復」**の流れをたどります。
🌿 東洋医学でみる五十肩の原因
東洋医学では、体の不調を「気・血・水(き・けつ・すい)」のバランスで捉えます。
五十肩は、この流れが滞ることで起こる**「気血の停滞」や、
体を温める力の不足による「寒湿(かんしつ)」**が関係していると考えられます。
🌀 主な原因タイプ
| タイプ | 東洋医学的な特徴 | 主な症状 |
| 気血の滞りタイプ | ストレスや緊張で気の巡りが悪くなる | 肩こり・重だるさ・動作時の痛み |
| 寒湿タイプ | 冷え・湿気・血流低下 | 天候や冷えで痛みが増す |
| 肝腎の虚タイプ | 加齢や疲労による生命力の低下 | 慢性の痛み・夜間のうずき |
特に、**「肝」**は筋や腱を、「腎」は骨や関節を支える働きを持つとされ、
この2つのバランスが崩れると、関節の動きに影響が出やすくなります。
🧘♀️ 五十肩を悪化させないためのセルフケア方法
五十肩は「無理をしすぎず、動かさなさすぎず」が大切です。
ここでは、自宅でできるやさしいケア方法をご紹介します。
① 肩を温める
- 蒸しタオルや入浴で肩をじんわり温めることで血流が促進。
- 特にお風呂では、38〜40℃で10〜15分程度が目安。
② 軽いストレッチ
- 痛みのない範囲で、肩をゆっくり前後に回す。
- 壁に手をついて、腕を少しずつ上げ下げするのも◎。
※強い痛みが出る場合は中止しましょう。 - ハンガーを両手で持ちゆっくり上げ下げする。
③ 姿勢を意識する
- デスクワーク中は猫背になりがち。
- 胸を開いて背筋を伸ばすだけでも、肩周囲の血流が改善します。
④ 食事・睡眠で回復をサポート
- タンパク質(鶏肉・豆腐・魚)を意識して摂る。
- 夜更かしを避け、23時前後に就寝して回復のリズムを整えましょう。
🪡 鍼灸でのサポート(一般的な考え方)
鍼灸では、炎症をやわらげ、滞った血流を整える目的で施術を行います。
「肩井(けんせい)」「曲池(きょくち)」「合谷(ごうこく)」などのツボを中心に、
全身のバランスを調整しながら自然治癒力を高めることを目指します。
※効果の感じ方には個人差があり、施術内容も体質や症状によって異なります。
つらい痛みが続く場合は、専門家に相談することをおすすめします。
🧭 まとめ
- 五十肩は「炎症」や「血流の滞り」などが原因で起こる。
- 温め・姿勢改善・軽い運動で悪化を防ぐことができる。
- 鍼灸などで体の巡りを整えることで、回復をサポートできる。
肩の痛みは我慢せず、早めのケアと適切なサポートを受けることが大切です。
🌿 店舗紹介
【京成大久保 いずみ屋 鍼灸マッサージ処】
当院では、五十肩・肩こり・自律神経の乱れなど、
体の内側から整える東洋医学的アプローチを行っています。
一人ひとりの体質に合わせた優しい施術で、回復をサポートいたします。
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